採用トレンド

2025.03.12更新

短時間正社員のデメリットは?企業側の導入手順やメリット・募集方法も紹介

短時間正社員のデメリットは?企業側の導入手順やメリット・募集方法も紹介

「フルタイムの正社員を募集しても、自社に合う人材の応募が集まらない」というお悩みはありませんか?

近年では育児や介護をしながら「短時間正社員」として働く人も増えています。少子高齢化によって労働人口が現象している現在、フルタイム正社員の募集だけでは求める人材を確保することが難しくなるでしょう。

この記事では企業が短時間正社員を雇用するメリット・デメリットや導入の手順を紹介します。短時間正社員おすすめの募集方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!

短時間正社員制度の概要と条件

短時間正社員制度の概要と条件

短時間正社員制度とは、フルタイム正社員と同等の待遇を受けながら短時間で働ける制度です。育児や介護などの家庭の事情や、体調面でフルタイムの勤務が難しい人も正社員として働ける点が求職者にとって大きなメリットとなっています。

短時間正社員の条件は以下のとおり。

短時間正社員の条件

①期間の定めのない労働契約を締結している者
②時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等が同一事業所に雇用される同種のフルタイム正規型の労働者と同等である者

引用:短時間正社員とは 短時間正社員制度の導入・定着支援 | 厚生労働省

短時間正社員を希望する求職者層は、これまでフルタイムで働いてきた人が多いためスキルや経験が備わっている人材が期待ができますよ。

フルタイム正社員との違い

短時間正社員とフルタイム正社員の違いは、勤務時間と給与です。

短時間正社員は、フルタイムと同様に基本給が定められていますが、労働時間は短いです。そのため給与もその分少なくなります。
労働時間の都合上、短時間正社員はフルタイム正社員と比べて業務量を調整する必要はありますが、求められるスキルは同等です。

つまり短時間正社員を採用すると、業務の質・人手を担保できて業務効率を上げられるのです。

パート・アルバイトとの違い

短時間正社員とパート・アルバイトの違いは、雇用の条件です。

短時間正社員は基本給が決まっており、所定労働時間に対する実労働時間を掛け合わせて給与を支払います。またボーナスや昇給の対象です。

つまり正社員と条件が変わらないため、長期的なキャリア形成を前提とした採用が実現できるのです。

いっぽうアルバイト・パートは時給×労働時間で給与が支払われます。アルバイトはボーナスや昇給などの対象外であることが一般的です。

この違いによって短時間正社員は、アルバイト・パートよりも成長意欲の高い優秀な人材を確保しやすいです。

時短勤務との違い

短時間正社員と時短勤務の違いは、適用条件の差です。時短勤務はフルタイム正社員が一時的に勤務時間を短縮する制度です。時短勤務は「育児・介護休業法」によって定められた制度で以下の条件があります。

・3歳未満の子を持つ労働者
・要介護状態にある対象家族を介護する労働者

引用:育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律

上記のとおり、時短勤務は法律によって条件が定められています。

いっぽう短時間正社員は、育児や介護はもちろん、体調面の事情がある人でも働けるのです。

短時間正社員制度のデメリット

短時間正社員制度のデメリット

短時間正社員制度のデメリットは、以下のとおり。

・フルタイム正社員との間で業務量・給与の不満が生じる可能性がある
残業はお願いできない
人件費が増える可能性
キャリアアップの条件を別途準備する必要がある

各項目について詳しく紹介します。

フルタイム正社員との間で業務量・給与の不満が生じる可能性がある

給与に基づいて業務量を調整しないと、社員間での不満が生じる可能性があります。

短時間正社員は、勤務時間の都合上フルタイムの正社員より業務量が少なくなります。その影響でフルタイム正社員に大幅な業務負荷がかかる可能性があるのです。

また短時間正社員側の業務量と給与のバランスも注意してください。

なぜなら勤務時間に対する業務量が多いにも関わらず給与と見合わない場合、不満が生じてしまう可能性があるためです。このような状況が続くと、労働者間の不満が高まり、職場の雰囲気が悪化する可能性があります。

人事担当者や管理職は、一人ひとりとコミュニケーションを取って不満を解消するとよいでしょう。

残業はお願いできない

短時間正社員は残業をお願いできない可能性があります。なぜなら育児や介護、体調など個人的な事情があるためです。また短時間正社員は、急な業務量の増加や突発的な対応が必要な場合に対応しきれないケースもあります。残業はお願いできないと想定したうえで、適正の業務量を割り振るように検討が必要です。

人件費が増える可能性がある

短時間正社員を採用するときは、追加で経費が増えます。給与や賞与はもちろん、厚生年金や社会保険料、福利厚生費などの経費がかかるのです。

経費に対する利益を計算したうえで、短時間正社員の導入を検討することをおすすめします。

キャリアアップの条件を別途準備する必要がある

短時間正社員は、勤務時間が短いため、キャリアアップの条件を別途準備しておく必要があります。フルタイム正社員と比較して業務の幅が狭い場合、短時間正社員はキャリアアップの機会が制限されるかもしれません。

キャリアアップを目標にして短時間正社員を希望している場合、モチベーションの低下に繋がります。長期的なキャリア形成を実現するには、短時間正社員専用の条件を考える必要があるでしょう。

ここまで短時間正社員のデメリットを紹介しました。次に短時間正社員のメリットを紹介します。

短時間正社員制度のメリット

短時間正社員制度のメリット

短時間正社員制度のメリットは以下の通り。

スキルや成長意欲が高い人材を確保できる
・業務の効率化によって生産性アップが期待できる
・社員に寄り添った働き方を提供し定着率向上に繋がる

それぞれの項目について、詳しく紹介します。

スキルや成長意欲が高い人材を確保できる

短時間正社員の雇用により、スキルや成長意欲が高い人材確保が期待できます。短時間正社員を希望する層は、育児や介護など家庭の事情があるものの、フルタイムで働いていた経験が長い人が多いです。
フルタイム正社員を募集する際、第二新卒など若手の応募が多く、職種経験がある中堅層の確保に苦労している企業様も多いのではないでしょうか。

自社の募集職種の経験を持つ短時間正社員を募集すると、これまで確保できなかったスキルを持つ人材が期待できますよ。

業務の効率化によって生産性アップが期待できる

短時間正社員の募集によって、業務の効率化と生産性の向上が期待できます。なぜなら短時間勤務が前提で残業ができないため、限られた時間内で業務を完了させる意識が高まるのです。

またフルタイム正社員と協力することで、業務負荷が軽減して全体の生産性が上がる効果も期待できます。

人手不足で既存社員の残業が続いている場合は、短時間正社員を募集したうえで業務担当を整理してみてはいかがでしょうか。

社員に寄り添った働き方を提供し定着率向上に繋がる

短時間正社員制度は、社員の生活に配慮した働き方の提供により、定着率のアップが期待できます。正社員で働きたくても育児や介護の事情でフルタイム勤務が難しい層は、短時間正社員の働き方を魅力に感じます。

労働者一人ひとりの事情に寄り添い、働きやすい環境を提示することで定着率のアップが期待できるのです。求職者優位の求人市場が続く現在、働きやすい環境を求めた離職が起きやすくなっています。

短時間正社員制度を導入して、労働者の満足度アップを目指してみてはいかがでしょうか。

短時間正社員の募集はしゅふJOBがおすすめ!

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短時間正社員制度を導入する手順

短時間正社員制度を導入する手順

短時間正社員制度を導入する手順は、以下のとおりです。

1.現状の課題を洗い出し社員のニーズを分析する
2.短時間正社員の制度や施策案を決める
3.労働条件を決定する
4.短時間正社員制度の導入を社内へ伝える
5.短時間正社員を募集する

各ステップについて詳しく紹介します。

現状の課題を洗い出し社員のニーズを分析する

短時間正社員制度を導入する際には、在籍社員が働きやすいと感じているかどうか確認することが重要です。現在フルタイム正社員で働いているものの、家庭の状況によって勤務が難しい場合も出てくるでしょう。

短時間正社員で働く場合の出社時刻や労働時間、業務負担などのニーズについて、アンケートを実施してみてはいかがでしょうか。

短時間正社員の制度や施策案を決める

次に、短時間正社員制度の具体的な施策案を決めます。決める項目は、以下のとおり。

・勤務時間
・基本給・賞与の考え方
・評価制度
・福利厚生

短時間正社員からはフルタイム正社員と同等の待遇が期待されています。業務量を考慮しながらも、キャリアアップを視野に入れた評価制度の策定が重要です。

労働条件を決定する

制度や施策が固まったら、具体的な労働条件について検討します。

出社時間・退勤時間・労働時間を柔軟に決められる条件を検討することで、労働者の生活に寄り添った条件となります。

また評価の基準についても詳しく決めておくことが重要です。評価制度を明確にすることで、労働者のモチベーションを保つ効果があるのです。

短時間正社員制度の導入を社内へ伝える

短時間正社員の制度が整ったら、導入方法を従業員に周知します。

周知した後は、短時間正社員の希望者へ向けた説明会を実施します。その後も入社後の研修で紹介したり、制度に関する情報を定期的に配信したりしてみてください。

このような取り組みによって従業員が制度を理解し、積極的に利用できる環境が整うのです。

短時間正社員を募集する

短時間正社員募集するときは、給与・評価制度や条件などを明確にした採用活動が重要です。原稿では時短での勤務が可能であることをアピールし、1日の流れや具体的な業務内容を落とし込むようにしてください。また短時間正社員を希望する求職者層にアプローチできる媒体選定も重要です。

それではどのような媒体で求職者を募集すればよいのでしょうか。次に短時間正社員のおすすめの採用方法を紹介します。

短時間正社員の採用はしゅふJOBがおすすめ

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ユーザーの79.8%が正社員経験あり

しゅふJOBのユーザーは、79.8%が正社員経験があるため、職種経験のある求職者層の採用が期待できます。しゅふJOBのユーザー層が経験したことのある雇用形態の割合は、以下のとおり。

しゅふJOBユーザーの経験雇用形態
しゅふJOB調べ2022年1月24日~2022年1月26日

また1週間のうち4日~5日働きたいと考えているユーザーが半分を超えています

しゅふJOB希望の勤務日数

しゅふJOB調べ2022年1月24日~2022年1月26日

以上の結果から、しゅふJOBは短時間正社員の募集に向いているといえます。

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しゅふJOBは自社の採用状況に合わせて料金体系を選択できます。しゅふJOBのプラン名と特徴・おすすめの採用シーンを以下にまとめました。

主婦JOB掲載プラン

上記のように、短時間正社員を募集する職種や条件に合わせて、最適な採用方法を選択できます

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まとめ

短時間正社員の募集は、スキルや成長意欲の高い労働者を確保できる効果が期待できます。フルタイム正社員の採用活動で、自社の求めるスキルを持つ人材に出会えない場合に、効果的といえるでしょう。また短時間正社員制度を取り入れる際は、フルタイム正社員が不公平に感じたりしないように注意が必要です。

短時間正社員を募集するときは、正社員の経験があるユーザーが約8割存在するしゅふJOBがおすすめです。

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