セミナー
2020.11.09
主婦採用の方法とは?~主婦アンケート&ウェビナーレポート~
未だに収束の気配を見せない新型コロナウィルス感染症。私たち人材業界にも大きな影響をもたらしています。
全国での緊急事態宣言を経て、半年経った現在(2020年11月)、求職者や企業は、コロナ禍の採用をどのように考えているのでしょうか。
去る10月14日に開催された株式会社ビースタイル メディア×弊社ノーザンライツの共催ウェビナーでは、主婦採用に特化した求人媒体「しゅふJOB」での調査データから導き出されるコロナ禍での採用成功の秘訣を、参加頂いた各企業の採用担当者様へご説明させて頂きました。
今回はそのウェビナーの様子をレポートにまとめ、お伝えしていきます。
コロナ禍で「主婦はどんな事を考えていたのか?」「採用担当者はどのように考えていたのか?」是非、ご覧ください。
主婦の3割がユーザーの「しゅふJOB」が調査!コロナ禍の主婦の意識・働き方とは?
ビースタイル メディアが運営する求人サイト「しゅふJOB」と情報サイト「しゅふJOBナビ」は年間で992万人が閲覧しており会員数も35万人と年々増加しています。
今回「しゅふJOB」の豊富な会員様にアンケート調査を行い、コロナ禍における主婦の意識・働き方の変化や感染症対策について、さらには現在の仕事への就業意欲まで主婦層のパートに対しての考え方を徹底的に調べました。
そこから導き出される、「より良い人材を採用する方法」とは?その答えを紐解いていきます。
求人サイト「しゅふJOB」ってどんな媒体?
まずは、「しゅふJOB」を運営する株式会社ビースタイル メディアの説明をします。ビースタイルグループは2002年7月に創業しました。当時、主婦さんが働く環境と言えば、週5日で働く方が多く20代が中心。その中で「結婚したあとに週3日で活躍できる職場を増やしたい」「週3日や時短のスタッフを採用することで、企業もコスト削減につながるのでは」という想いから、主婦に特化したサービスをスタートさせました。現在ではグループ全体で売り上げ100億円を越える規模へと成長しています。
国勢調査によると有効求職者数のうち主婦層は約550万人。しゅふJOBとしゅふJOBナビのユーザーが約170万人なので、仕事を探している主婦の約30%が「しゅふJOB」を見ていることになります。それでは、しゅふJOBの会員はどのような人が多いのでしょうか。
画像も一緒に見て頂くと分かりやすいですが、年齢は30~50代が中心。おおよそ9時から17時ぐらいまでに終えられる仕事を探しており、週3日か4日は働きたいと思っている層が多いようです。また正社員経験のある方が7割以上いることから、即戦力になりやすい方が多いことが分かります。掲載している求人職種で多いのは「フード飲食」「オフィスワーク」となっており、主婦が働きやすい職種が中心となっています。
コロナ禍でアンケート!働く意欲は上がった?下がった?仕事探しでどこを重視するようになった?
緊急事態宣言下、企業の人事担当者様から「求職者の働く意欲ってどうなんだろう?」「感染を怖がって働きたがらないのでないだろうか?」という声をよく聞きました。そこで、しゅふJOBでは5月と7月に会員様向けに意識の調査を行いました。まず聞いたのは「就業意欲に関して」です。緊急事態宣言下と解除後では求職者の意識がどう変わったのかを調べました。
5月、緊急事態宣言下に行ったアンケートでは「仕事探しへの意欲が高まった」と回答した方が全体のわずか9%だったことに対し、7月の緊急事態宣言解除後に行ったアンケートでは、40%まで上昇していました。
高まった理由として多く挙げられていたのが「仕事が減ってしまい、ダブルワークを視野に入れるようになった為、仕事探しへの意欲が高まった」だったり「今の職場ではいつ解雇になるか不安を感じたため異業種を探すようになった」という意見でした。逆に意欲が下がった意見としては「感染が怖い」と言った意見や「子どもの学校が不安定のため、いつ働けるかが把握しづらい」といった意見が挙がりました。
また「より気にするようになった仕事選びのポイントは?」というアンケートを行ったところ、大きく2つの意見に分かれました。1つ目は「感染リスクを下げる」という観点です。例えば「通勤で電車などを避ける」であったり「徒歩で通える仕事場を探している」といったような通勤方法をポイントとする意見。また「募集している職場が感染症対策を行っているか」や「人と接する機会が多い職種は避ける」といった意見も多く挙がりました。
2つ目は「収入意識や早く働けるどうか」という観点です。「収入が不足しているので、今の仕事を続けながら別の職場で働くという副業・ダブルワーク思考になった」という意見が挙がりました。また「とにかく時給を重視して仕事を探すようになった」だったり「すぐに採用してもらえるように、経験のある職種や自分でもできる仕事を探すようになった」という意見もありました。
大事なのは当たり前の感染症対策を実施すること。それをしっかり原稿でアピールすること
さらに「求人を見る際に感染症対策で気になるポイントは?」というアンケートを行ったところ下記のような結果となりました。
「定期的な換気をしているか」…65%
「手や指の消毒ができるものを設置しているか」…64%
「定期的な洗浄・消毒をしているか」…61%
「会話時のマスク着用徹底」…59%
「飛沫防止パーテーションの設置」…42%
「検温の実施」…41%
一般的な内容が上位にきているので、普段行っている対策をしっかり求人原稿に記載し安心してもらうのが大事だということがこのアンケートで分かりました。
「しゅふJOB」ではサイト内で「感染症バッチリなお仕事特集」を組んでいたり、どんな対策をしているかを原稿ごとでフラグを立てられるので、感染症対策を重視している求職者にはアピールできる仕様となっています。
フラグが無かった原稿にフラグを立てたところ応募数が全体で平均135%に上がったというデータも上がってきています。また飲食業界や接客・販売など人と接する業界・職種の案件は応募数が大きく上がっているようです。
こんな状況下だからこそ十分すぎるほどの説明が大切
では今の仕事に対してはどう思っているのでしょうか。「現在の仕事への就業意欲は?」というアンケートを実施。結果、現在の職場への就業意欲が低くなったという方が47%、変わらなかったという方が34%、高まったという方が18%でした。低くなった理由としては、コロナ対策や今後の就業についての説明が不十分という理由が目立ち、反対に高まった理由としては、丁寧な説明があり安心感が高まったという意見がありました。社員の定着に関してもしっかりと説明することが大事だということが分かります。
またオンライン面接に対してもアンケートを行いました。実際にオンライン面接の経験がある方はまだ20%程度のようです。しかし経験のある方の80%は今後も活用したいと思っているとのこと。「やってみると対面と変わらなかった」「自宅なのでリラックスできる」「移動がないので交通費がかからない」という点がメリットとして挙げられています。採用側としては日程調整がしやすく、応募から面接までの日数短縮と設定率が向上しやすいので、結果、採用率を上げられるのです。
求人サイトでは、オンライン面接ができると特集を組めたり、フラグを立てられたりするので、ぜひ活用をオススメします。オンライン面接では実施する側が相手側への確認をしっかり行い説明を丁寧に行うことが大切です。「マイクやカメラはついていますか?」「こんな服装で臨んでくださいね」「お子様の声が入っても大丈夫ですよ」「何分前から入れますよ」といったような確認・説明をしっかり行うことでスムーズな面接ができますし採用意欲の向上にもつながります。
採用担当者333名にアンケートを実施!コロナ禍の採用実態とは?
コロナ禍となり各企業の採用担当者様も様々な考えや行動に至ったかと思います。今回「しゅふJOB」のユーザーだけでなく利用企業の採用担当者様333名からもアンケートを頂戴することができました。2020年8月に行ったアンケートの結果をご紹介します。ぜひ、参考にして頂き採用活動に活かしてください。
コロナ禍では採用側と求職者側の目的がマッチしやすいのが主婦層である
まず「採用活動をしているかどうか」ですが、8月時点のアンケートでは採用活動をしている企業は76%でした。「しゅふJOB」を利用して頂いている企業なので多少高めの結果ではありますが非常に高い印象です。
また「どんな属性の方を採用したいか」という質問には「できれば主婦の方を採用したい」という意見が53%「実務経験のある方を採用したい」という意見が54%でした。コロナ禍で応募数が上がっていることで即戦力の採用機会と捉えているようです。
それでは、なぜ主婦を採用したいと思うのでしょうか。アンケート結果によると87%の採用担当者が「学生やフリーターと比べて長期就労が見込めるから」と答えています。また割合が高かったアンケート結果としては「限られた時間の中で効率よく働いてくれるから」が40%、「コミュニケーション力が高く対人スキルがあるから」が38%でした。多くの採用担当者がコロナ禍では主婦層を採用したいと考えているようです。
採用単価が低く有能な人材を採用できる今だからこそ!採用活動いつやるの?今なんです!
次に採用担当者様へ採用単価についてのアンケートを行いました。こちらは有料求人媒体だけではなく無料の求人媒体での効果も含めて単価を算出しています。2019年の5月と2020年の8月で比較をしています。
2019年5月では採用単価が月4〜6万円と答えた企業様の割合が高かったことに対し、2020年8月は採用単価が月1万円未満という企業様の割合が一番高く採用単価が大幅に下がっていることが分かります。
これから先、2019年の採用単価に戻ってくる事が予想されます。なので今、採用活動を行えばコストが低く有能な人材が採用できる可能性が高いので採用のチャンスの時期と言えるのです。
採用基準に合った課金プランを選び採用単価を下げることが大事
「しゅふJOB」はしゅふ×パートに特化している求人サイトです。
課金プランが選べるので、低コストで採用を実現できます。
課金プランと料金は以下となっています。
①応募課金/1応募5,500円〜/1〜3名の採用を目指しており、できるだけ募集単価を抑えたい
②掲載課金/1週間12,000円〜/複数名採用を目指しており、年間を通して採用活動中
③採用課金/1採用37,000円〜/経験者、有資格者などをじっくり見極めて採用したい
課金プランが3つある理由は企業様によっては採用率が高い企業様や1名をじっくり選んで採用した企業様など採用に基準があると思います。採用基準に合ったプランを選ぶことで採用単価を下げることができます。
「しゅふJOB」は弊社ノーザンライツでも取り扱っていますので下記、問い合わせフォームよりお問い合わせください。
有効求人倍率が下がっている今だからこそ「良い人材を低コストで採用できる」チャンス!
有効求人倍率は2020年7月の1.19に対して8月は1.13とまだ下がってきています。どこかのタイミングで下げ止まるはずですが、間違いなく言えるのは今が採用のチャンスだということ。さらに良い人材を探せる、採用できるチャンスだということです。withコロナ時代に採用を成功する為に、下記のことを意識して採用活動を進めていきましょう!
・感染症対策を行いしっかり求人媒体の原稿に表現していく
・他社が採用する前にアクション!選考スピードを上げていく
・ダブルワークを希望する層を意識する。副業OKであれば原稿に記載。NGであれば副業可を検討する
・就業意欲を向上させるために求職者や在籍する従業員に対しての説明は丁寧にする
・ターゲットにマッチした低コストで採用できる媒体選びをする