外国人アルバイトの面接や定着率UPのポイントを解説！日本人アルバイトと違いはあるのか？

応募者を「選ぶ」から応募者から「選ばれる」時代へと変化しています。
それは日本人であっても外国人であっても違いはありません。
応募者＝お客様であるという意識をもって面接に臨んでください。
そうすればおのずと面接に対しての意識が高まり、対応準備ができるはずです。

みなさんは、お客さんに応じるのとまったく同様に応募者面接してますか？
面接は「選ぶ」から「選ばれる」に変化しています。面接官も応募者から面接されているのです。

面接に来られる方は、当然ですが一緒に働く可能性のある方です。
面接官だけでなく、当日勤務されているスタッフもウェルカムムードをつくってください。
面接にお越しになる方の名前を当日働いているスタッフ全員が知っていて、「〇〇さんようこそいらっしゃいました」と声を掛けたり、
「こちらへどうぞ」とご案内したりなど、些細なことですが、応募者のリラックス効果は絶大です。

面接している側が「選ばれる」ためには仕掛けが必要です。
詳細は長くなりますので、ここではお伝え出来ませんが、以下をポイントとしてお伝えします。

・ゆっくりとやさしい日本語で会話しましょう（小学校高学年くらいと話すつもりで）
・留学生は勉学優先です。どんな勉強しているのか、学校以外での学習時間をどのくらい確保
　したいのか確認してくださいね
・仕事内容を理解していない方もいらっしゃいます。大変さや楽しさなど丁寧に伝えてください。
・同じ国籍の方がいらっしゃればベターですが、他国籍の方でも面接に同席することができれば
　安心感が増しますし、仕事のポイントなどをお話しいただければイメージも湧きミスマッチを防ぐことができます。

留学生に仕事を紹介する際に必ずと言っていいほど「店長はやさしいですか」と質問を受けます。
やさしいとはいわゆる怖いか怖くないかではなく、サポートや声がけしてくれますか？
という意味のようです。
面接して採用したら終わりではなく、メンバーへの周知や当日の受け入れ方、マニュアルなどを
整備することで、離職率は大きく変わってきます。

Ｎ３レベルの留学生は、日本人にとって普通の会話スピードでも早口に聞こえていますので、
業務になれるまではゆっくりと話すことを心がけてください。
以前、キッチンに配属された留学生から初出勤後に辞めたいと電話がありました。
理由を聞くと「そこにある寸胴とってくれ！」と言われ、わからなくてまごついていると
「なんだわからないのかよ！」と言われたそうです。初日からこのようだともう出勤したくなくなりますよね。

メンターとまでは言いませんが、勤務開始後しばらくはサポートするスタッフがある程度
マンツーマンでコミュニケーションを取る必要があります。
上記のような専門用語や、どこに何があるのか、仕事のコツなど教えてあげてください。

留学生の本分は学業です。アルバイトは「資格外活動許可」を取得しアルバイトをしています。
勤務は28時間/週（長期休暇中は8時間/日）を残業も含め上限とすることが
法律で決まっています。
また、予習や復習に時間も必要です。留学生の状況を理解した上で就業させることが
重要になります。

「郷に入っては郷に従え」とはいうものの、仕事に慣れるまでは、やはり慣習やお国柄があることを理解してあげてください。
日本が好き、日本語を学びたいと思って留学してきた方々ですので、日本の慣習（報連相や挨拶、時間管理など）を是非教えてあげてください。