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2023.0608更新
【Indeed(インディード)アナリティクス活用法】スコア改善のための分析ポイント解説!
いまやIndeedをはじめとして、求人ボックスやスタンバイなどに代表される求人検索エンジンや運用型広告の活用は人材採用を効率的に進める上で必要不可欠となっています。
中でもIndeedは国内でも圧倒的なユーザー数・求人数を誇る求人サイトであり、母集団形成の決定版ともいえるメディアにまで成長しています。
運用型広告で効果を出すためには継続的にPDCAを回していく事が特に必要であり、中でもスコア改善に向けた分析はきわめて重要な事項です。
こちらの記事ではIndeedの分析ツールである【Indeedアナリティクス】についてご紹介するとともに、Indeedアナリティクスを活用する上で知っておきたいポイント、またスコア改善の施策を検討する上で重要となるポイントをいくつか解説します。ぜひ採用活動にお役立てください!
Indeedアナリティクスとは?
IndeedアナリティクスとはIndeedに掲載している自社求人のスコアやパフォーマンスを様々な観点で計測することのできる分析ツールです。
Indeedアナリティクスを上手く活用できれば、各種スコアを効率的に改善する事が可能となります。たとえば今よりIndeed上で自社求人の表示回数を増やしたり、クリックを増やしたり、応募を増やしたり、あるいはクリック単価(CPC)を抑えたり、応募単価(CPA)を抑えたりといった事も実現できます。主には自社求人の現状スコアを把握した上で、今後改善に向けてどのような施策を実施するのが最適かを検討する事を目的として活用するケースが多いです。
Indeedアナリティクスの必要性
Indeedアナリティクスでは、掲載中の自社求人への流入状況やユーザーの行動パターンなどに関連する各種アクセスデータを閲覧する事ができます。
Indeedのような求人サイトを利用する場合、最大限の成果を獲得するためには自社求人のスコア、パフォーマンスを定点観測しながら、運用の改善をし続けなければなりません。
そして、改善すべき点を特定するためには各種幅広いデータの分析が必要になる事から、Indeedアナリティクスの必要性はきわめて高いと言えます。
「そもそも自社の求人を求職者にちゃんと見てもらえているのか?」
「求職者が自社の求人に対して魅力を感じているのか?」
こういった事を知るには、Indeedアナリティクスの活用が不可欠です。
Indeedアナリティクスの使い方
IndeedアナリティクスはIndeedのアカウントを作成・ログインの上、実際に求人を掲載開始する事で閲覧・利用する事が可能となります。
Indeedアナリティクスでは求人ごとに各項目の数値を確認する事ができます。さらに日別や月別、また一定の期間を選択の上で各数値を抽出する事もでき、たとえば改善のための施策を実施する前と後でスコアやパフォーマンスにどのような変化が生じたのかを容易に把握する事が可能です。
またフィルター機能も存在しており、たとえばキャンペーン別、勤務地別、職種カテゴリー別など任意の項目で絞り込んだ上で各数値データを確認する事もでき、自由にカスタマイズしながら幅広い観点でスコアを把握する事ができます。
直感的な操作でも各数値データを確認する事ができますが、より詳細で高度な使い方については運用代行パートナー等にお問い合わせされる事をお勧めします。
Indeed(インディード)アナリティクスで分析できる項目
Indeedアナリティクスでは求職者がIndeed上で求人を発見し、応募に至るまでの各プロセスに関連する実数値を確認する事が可能です。こちらではその中でも特に重要となる各項目についてご紹介します。
表示回数
表示回数は文字通りIndeed上で求職者に検索された際に、自社の求人が検索結果一覧に期間中何回表示されたかを示す数値です。
表示回数は一般的に多い方が、たくさんの求職者に求人を見られているという事になるので良いのですが、一概にはそうとも言えない側面もあります。たとえば求人原稿内に不要なキーワードが入っている事により、ターゲットにならない求職者にも求人が表示され、興味本位でそのままクリックされてしまうと、有料配信(スポンサー)の場合、課金される上に結果的には有効な応募となる可能性も低くなるからです。この事からIndeedにおいては「いかにターゲットとなる求職者への表示回数を増やすか」が重要なポイントとなります。
クリック率(CTR)
クリック率(CTR)はIndeed上で検索されて求人が表示されたのち、実際にその求人がクリックされた率・割合を示す数値で、クリック数÷表示回数で算出されます。
クリック率はエリアや職種、また競合となる求人件数やその時々のトレンド等の外部環境によっても変動しますが、Indeedの全体平均ではおしなべて約5%前後と言われています。この事から、自社求人のクリック率が「5%より高いか、あるいは低いか」といった観点で一定の良し悪しを判断する事ができます。
応募率(CVR)
応募率(CVR)は求人がクリックされたのち、実際に応募された率・割合を示す数値で、応募数÷クリック数で算出されます。
応募率はクリック率同様に外部環境によっても変動しますが、Indeedの全体平均では0.5~1%程度と言われており、応募率が1%を超過する求人はパフォーマンスが良好であると一定判断できます。
また応募率はさらに以下でご紹介する2項目に区分され、それぞれについてもIndeedアナリティクス上で状況を確認する事が可能です。
応募開始率
応募開始率は求人がクリックされたのち最終応募完了に至る前の段階「応募開始」がクリックされた率・割合を示す数値です。Indeedの全体平均では約1~3%で推移しており、応募開始率が高いという事は求人の内容を見て実際に「応募したい」という意欲を持った求職者の割合が多いという事になるので、求人内容において仕事の魅力などを求職者に上手く訴求できていると判断する事ができます。また、表示回数やクリック率にも同様の事が言えますが、人気の職種はそもそも数値が高くなる傾向があります。
応募完了率
応募完了率は応募開始がクリックされたのち、応募フォームに必要となる情報を求職者が入力した上で最終応募が完了された率・割合を示す数値です。全体平均では約30%が目安となっており、求職者が応募開始までは進んだものの、何らかの理由で応募が完了されず途中離脱された場合、伴って応募完了率も低くなっていきます。応募完了率は求人内容というよりも応募フォームの入力項目等が影響する事が多く、たとえば応募フォームに入力しなければならない項目が多すぎて求職者に敬遠された結果、応募完了率が低くなってしまうケース等が挙げられます。
クリック単価(CPC)
クリック単価(CPC)とは、Indeed上でスポンサー求人が1クリックされるごとに発生する費用を指します。求人が検索結果の画面に表示されている時点では費用が発生せず、実際に求人がクリックされた時点で費用が発生する仕組みです。
現在Indeedのクリック単価は、AIによって自動で調整される仕組みになっており、様々な要因により単価は常に変動します。以前は上限となる単価が存在していましたが現状は無く、1クリック¥1,000以上の高単価入札になるケースもあります。
クリック単価に影響を及ぼす主なものとしては、キャンペーン予算・運用時期・運用期間・職種・エリア・競合の求人数等といったものがあり、それぞれの条件下における相場を想定しながら、適正なクリック単価を追求する事が重要です。
自然検索(オーガニック)のスコア
最後にご紹介する項目として、自然検索(オーガニック)における求人ごとの表示回数・クリック数・応募数なども一定確認する事ができます。
ただ、オーガニックのスコア計測はスポンサーと比較して信頼度が相対的に低く、スポンサーのスコアとの比較等においては一つの参考程度にとどめておく事を推奨します。
Indeed(インディード)アナリティクスを活用して改善策を検討する際のポイント
Indeedアナリティクスで分析できる上記各項目の数値が平均水準等と比較して低い場合、スコアやパフォーマンスを改善できる余地があるかもしれません。改善に向けて実施すべき対策は各項目において異なっており、それらを網羅した上で改善案を検討する事がIndeedのような求人サイトにおいては重要となります。
こちらでは各項目における一般的な改善施策についてご紹介します。
表示回数の改善に向けて
表示回数は求職者に検索されるキーワードが自社の求人にどの程度挿入されているかによって変動するケースが多いです。Indeedでは一定の職種分類ごとに「実際に検索され、クリックに至ったキーワードの人気ランキング」を確認する事ができるとともに、自社の求人がクリックされるに至ったキーワードの人気ランキングも確認する事ができます。(※キーワードランキングの入手についてはいずれも別途運用代行パートナーなどにお問い合わせが必要な場合がございます)
この2つの情報を見比べた上で、「自社の求人と同一職種の人気ランキングに入っているキーワード」且つ「自社の求人には現状入っていないキーワード」を求人内に追記する事で表示回数を効率的に増やす事が可能です。
また、掲載している求人件数によっても大きく変動します。掲載している求人件数が少なく表示回数が伸び悩んでいるという事であれば、他に採用ニーズのある求人を追加で掲載する、または仕事内容や勤務時間帯をはじめ採用ポジションを切り出せるのであれば、伴って求人も切り分けて掲載する事により求人数を増やし、表示回数の増加につなげるといった対策も有効です。
クリック率の改善に向けて
クリック率は検索結果一覧で表示される求人タイトルによって変動するケースが多いです。
たとえば職種のみが記載された簡素なタイトルでは、求職者に仕事の詳細まで知りたいという興味を持ってもらえず、なかなかクリックされない→クリック率が低くなりがちです。この事からタイトルについては仕事内容を明瞭にイメージできるよう、且つ求職者の興味を惹く事ができるように工夫する事が重要となります。
またIndeedの直接投稿で求人を掲載する場合は、求人原稿内に写真を最大5点まで挿入できたり、タイトルとは別途仕事の魅力をキャッチコピーとして求職者に伝えることができる原稿の設計が可能です。こういったタイトル以外の情報を求人に充実させる事で、効果的に自社の求人に対して興味喚起させ、求職者からのクリックをさらに促すことができます。
応募率の改善に向けて
応募率は求人の内容によって変動するケースが多いです。
応募率を改善するためには求職者に応募したいと思ってもらえるように、仕事内容や職場環境、PRできるポイント等を過不足なく求人に記載する事が重要です。また、給与をはじめとする条件や待遇などでも応募率は変動し、競合となる求人と比較して見劣りするような条件や待遇での募集となると、伴って応募率は低くなる傾向があります。具体的にどういった情報をどのように求人に記載するのかについてはノウハウのある運用代行パートナーに問い合わせをした上で進めるのが効果的です。
あわせて先にご紹介しました【応募完了率】も応募率に直接影響する項目となるので注視が必要です。せっかく応募開始ページまで進んだのに、「応募完了までに入力しなければならない必要な情報が応募フォームに多すぎる」、「住所などの個人情報について詳細まで入力が求められる」といった事などが理由で途中離脱されると応募率は下がってしまいます。求職者が応募する上で障壁となるようなポイントが自社求人の応募フォームに存在しないか今一度見直してみる事もおすすめします。
Indeed(インディード)アナリティクスを上手く活用して課題の発見とスコアの改善を実現
こちらの記事ではIndeedの分析ツール「Indeedアナリティクス」を活用する事で自社求人のスコアを分析の上、改善に繋げていくためのポイントをいくつかご紹介しました。
冒頭でも述べたようにIndeedのような求人サイトでは、ただ求人を掲載して応募を待つのではなく、随時スコアとパフォーマンスを把握し、改善に向けた仮設立てと実行、その後の検証と分析、そしてまた新たな改善に向けた検討に繋げていくという一連のPDCAを進めていく事が効果最大化につながる重要なポイントとなります。その上でIndeedアナリティクスは非常に有用性の高いツールです。また、今回ご紹介したもの以外についても多数の項目について分析を行うことが可能です。ぜひIndeedアナリティクスを上手く活用し、採用活動に役立てていきましょう。
弊社はIndeedの公式パートナーとして、これまで業種問わず多数の企業様のIndeed運用に携わり成果を残してきました。
今回ご紹介したIndeedアナリティクスの見方についてやスコア改善に向けたポイント、その他運用に関することなどご不明な点などございましたら、ぜひお気軽にノーザンライツまでお問い合わせください!
弊社ではIndeedシルバープラスパートナーとして、専任の運用体制により数多くの企業様をご支援しています。Indeedについてお困りごとがあれば下記よりお気軽にお問い合わせください!