採用トレンド

2020.12.21

【アルバイト採用時期】冬採用の状況は?求職者の動向や企業の動きについて<1~3月編>

【アルバイト採用時期】冬採用の状況は?求職者の動向や企業の動きについて<1~3月編>

2020年も残りわずか。
今年は新型コロナウイルスの影響で採用活動をストップしていた企業もあるかと思いますが、
この冬は採用活動を始めていいのか?とお悩みの人事ご担当者も多いのではないでしょうか?

忘年会や新年会の自粛モードやリモートワークの推奨があったり、飲食店や小売店を経営する
企業は特に集客の波が読みずらいかと思います。
とはいえ、例年であれば一番採用活動が活発になるのが1~3月だと思います。
いつもと違う冬採用、各社の動きや求職者の動向はどうなっているのでしょうか?

今回は、コロナ禍のこの冬の求職者の動向や新しい働き方やいつから採用活動を始めれば良いのか?についてお伝えしたいと思います。

今の求職者の動向は?企業は採用活動を再開している?

今の求職者の動向は?企業は採用活動を再開している?

夏以降、徐々に経済活動が再開したり、国のGoToキャンペーンがスタートしたりで、
今はまたコロナの感染者数が増加してはいますが、春と比べると人の動きが全体的に活発になっています。

そんな状況の中、採用マーケットや各社の採用活動はどうなっているのでしょうか?
また、この状況により求職者の動向はどうなったのでしょうか?

ここでは、採用マーケットの状況や求職者の動向について詳しくお伝えしていきます。

求職者の動向は?

様々な企業が採用工夫をしている中、求職者の動向はどう変わっているのでしょうか?

<求職者の動向>
◆社員、アルバイト・パートともに面接はオンライン・web面接での検索が増加。
 コロナ禍の影響で、対面面接を避ける傾向があります。
 今後も増加する見込みなので、オンライン・web面接を取り入れていない企業は早めに
 導入したほうが良いでしょう。
◆その企業のコロナ対策を重要視している。マスクや消毒、コロナ対策での検索も増えていて、
 各求人媒体でもコロナ対策の項目が新しく追加になったものもあります。
 しっかり対策をしている点を伝えると、求職者の安心材料にもつながります。
◆社員領域では副業・在宅・テレワークでの検索が増加。コロナを機に、通勤方法を変えたり、
 移住を決断している人もいます。テレワークで業務が可能な職種に関しては、
 テレワーク前提の登用をおこなってもいいかもしれません。
◆正社員希望が増加。今までよりも安定性を求める傾向にあります。
 安定企業、老舗企業であったり、正社員登用制度がある企業への関心が高まっています。
◆アルバイト・パート領域では在宅でできるライターや、デリバリー職種が人気。
 やはり在宅でできそうなイメージのライターが人気です。
 また、デリバリーに関しては人との接触が少なかったり、今業績が好調で安定して働けるイメージがあるため人気です。

各社の採用状況は?

夏頃と比べて、求人広告の掲載数は徐々に増加してきています。
これは、経済活動をスタートさせたことにより人材不足になっていたり
本来春に採用活動する予定だったものを、秋頃から再開している企業が一定数あるためです。

とはいえ、いつも通りに採用活動をしているわけではなく、本当に必要なところにのみ募集を
かけている企業が多いです。
また来年度の新卒採用を取りやめた代わりに、中途採用を行ったり、アルバイト・パートの採用で補おうという動きもあります。
さらに、独自の採用工夫や働き方改革を行う事で採用費をコストダウンしながら、
優秀な人材を確保する動きも出てきています。

<各社の採用工夫と働き方改革>
◆通信企業…社内副業開始。就業時間中に他部署でも勤務できる制度を導入。
      社内で行う事で、採用活動費を削減。
◆メーカー…副業人材を公募。プロジェクトごとに必要なスキルを持っている人を副業で募集を
      かけている。新たに人材確保をして固定費をかけるのではなく、スポット採用にすることでコストカット。
◆小売店…定年を80歳まで延長。長年勤務しているベテランを80歳まで雇用することで、
     新しい人材の採用活動費を削減。
◆航空会社・旅行会社…社員の副業を可能に。賃金を下げる分、社員の生活を守るために
           副業OKに変更。
◆自動車会社…リモート勤務を前提とした採用活動開始。今まで採用出来ていない地方在住者の
       中で優秀な人材を確保できる。

1~3月の業界別&属性別の求人動向は?採用活動は今までと一緒で大丈夫?

1~3月の業界別&属性別の求人動向は?採用活動は今までと一緒で大丈夫?

前項目でお伝えした通り、求職者の動向は変化してきています。
働き方の希望や人気職種が変わってきてはいますが、例年の1~3月と比べて採用活動は今までのままで大丈夫なのでしょうか?
例年の求職者の動向や、業界別の動向、この冬の採用活動はどうしたらいいのか?についてお伝えします。

1~3月の求人動向は?

◆1月上旬は短期バイトが人気◆
例年1月は学生が冬休みのこともあり、旅行や遊びのためにお金稼ぎとして、
スキー場でのリゾートバイトや短期で稼げる小売店のセールの値札付けや、単発の工場でのバイトなどをする人が多いです。
この冬は旅行が自粛ムードであったり、雪が少ないこともあり、リゾートバイトをする人は少ない可能性があります。
小売店のセールに関しても、例年より早く福袋の予約を行っていたり、ネットでのセールを開始していることもあり、例年よりは募集自体が少なくなる可能性があります。
短期・単発バイト自体は秋頃から需要は増えています。
例年の学生需要とともに、正社員で副業をしたい人、家族がリモートワークになった関係で長期で働きづらい主婦層からの需要が増えているからです。
「ずっと雇用するのは費用が掛かるから無理」という場合は、短期でできる仕事を切り出して採用するのもいいかもしれません。

◆2月~3月は求職者が動くとき◆
企業としても年度末のスタッフ入れ替え時期が本格化するので、求人倍率も上昇をする時期です。
就職先の決まっていない学生からの応募であったり、新入生で引っ越しに伴い新しいアルバイトを探す傾向があります。
また2月下旬からは春休みの時期であったり、年度の変わり目でもあることからお金が必要な時期になります。
そのため、「アルバイトをしたい」という学生が増えるのも特徴です。
主婦層も3月4月は子どもの行事が多いため、少し前に仕事を初めて仕事に慣れたいという人が多いため、2月頃に求人を探す傾向にあります。
正社員の場合は、3月末で転職を考える人が多いので、1月2月頃に転職活動を始める人が多いです。
例年と比べると、大学がオンライン授業が増え、上京しなくても授業が受けれらることにより
大学付近や都心でのアルバイト探しは減少する可能性がありますが、それ以外は例年通りの動きになる可能性が高いです。

求職者は働きたい時期の少し前から、求人サイトやネット検索を始める傾向にあるので
2月に採用活動をしたい場合は、1月頃から求人サイトに掲載するのがおすすめです◎
もしいつものように採用費がかけられない場合は、どうしても採用できない店舗の分だけであったり、いつも募集をかけても採用できない職種に絞って採用活動をしてもいいかもしれません。
前項目でお伝えしたように副業でのスポット採用や、在宅でできる仕事の切り出しも検討するといいかもしれません。

業界別の動向は?

先ほどは求職者の動向をお伝えしましたが、1~3月の業界ごとの動向はどうなのでしょうか?
業界ごとの動向をお伝えします。

◆飲食業界◆
例年だと新年会や歓送迎会で忙しい時期のため、採用活動をしている企業が多いかと思いますが、
この冬は少し慎重に採用活動を行ってもいいかもしれません。
とはいえ消費者からの中食需要は高まっているので、テイクアウトやデリバリーを扱っている
企業は求職者が動く2月3月には採用活動をしておくとスムーズかもしれません。

◆介護業界◆
介護業界は一般企業のような繁忙期はありませんが、業界全体が人手不足の状況です。
しかし、病院で勤務していた人がコロナ疲れによって転職を考えている人が増え、転職先として
資格が活かせる介護業界に転職するケースも増えてきています。12月末や年度末での転職が多いと予想されますので、転職時期に合わせて1月2月には採用活動を始めるといいと思います。

◆アパレル業界◆
1月のセール時期が終わり、2月は閑散期になります。
例年と違うのは、高額商品は時期に関わらず好調なケースが多いこと。
いつもなら旅行などに使っていたお金を、「今年は行けないから」と高額の服飾雑貨や宝飾品を
購入するケースが多いです。一方で店舗を減らしている企業もあります。
12月1月の繁忙期を乗り切ってみて、今のままで人員が足りるのか?を考えてから採用活動を
スタートさせてもいいかもしれません。
また、オンライン接客が少しずつ増えてきているのでそのための人員であったり、
ECサイトでの購入が増加してきているのでECサイトを充実させるためのwebデザイナーなどの
採用活動は求職者が動く時期に採用活動をしておくといいと思います。

求人サイトに掲載する際には、「長期でほしいのか?短期でいいのか?」、
「アルバイトとして雇用したほうがいいのか、個人委託などの外注がいいのか」
「いつもの職種でいいのかどうか」を一度考えてから、採用活動を進めましょう◎

秋よりも採用活動は活発になっている◎採用方法や働き方を求職者の動向に合わせると良い人材が採用できるかも?!

今回は
「求職者の動向や1~3月のアルバイト採用時期」について
お伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

◆面接はweb面接や録画面接だと応募が増える可能性あり
◆固定人件費を減らしたい場合は、業務の切り出しを考える
◆副業OKの企業が増え、Wワークが増加
◆年度末や春休み前が主婦層や学生の採用タイミング

この4つが重要なポイントになります◎
もし今、「募集をかけているのに応募がない」という場合は面接方法や働き方を
今の求職者の動向に合わせて変更してみると応募数が増えるかもしれません。
秋よりも企業の採用活動が活発になってきているので、忙しくなってから慌てないように、今から準備を始めましょう◎

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